コー・ケー遺跡群はアンコール五大遺跡群の1つで、10世紀初期に創設された幻の都です。
創設者であるジャヤヴァルマン4世は、アンコールからコー・ケーへ遷都し、その地に新しい都を造りました。しかし都が置かれた期間は短く、彼の死後は再びアンコールへ都が移されました。
都は貯水池や約60もの寺院で構成されており、そのほとんどは手つかずのまま残されています。遺跡の研究が進んでおらず、謎が多いため〔幻の都〕、〔伝説のコー・ケー〕と呼ばれています。
コー・ケー遺跡群の1番の見どころは、最大寺院であるプラサット・トムです。アンコール遺跡群では珍しいピラミッド型をしています。