ロリュオス遺跡群は、クメール王朝初期にインドラヴァルマン1世をはじめとする複数の王によって造られた、クメール建築の原点ともいえる遺跡群です。

 

アンコール遷都以前にクメール王朝の中心として繁栄した王都です。初代王のジャヤヴァルマン2世によって基礎が築かれ、第三代目王のインドラヴァルマン1世がこの地に最初のハラハラーラヤとよばれる王都を造りました。

 

ロリュオス遺跡群には〔バコン〕〔プリヤ・コー〕〔ロレイ〕といった重要な寺院があります。それらは王都ハラハラーラヤの中心にあり、アンコールワットの原型になったともいわれています。シェムリアップの街から少し離れた所にあるため、のどかな雰囲気で趣があります。